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2026年2月18日

【医療機器紹介】動物病院の内視鏡治療

愛犬・愛猫を「切らずに」守る。動物病院の内視鏡治療がペットの負担を劇的に変える理由

大切な家族である犬や猫が、おもちゃや紐を飲み込んでしまった……。そんな「誤飲」のトラブルは、飼い主さんにとって最も肝を冷やす瞬間の一つです。かつては、胃の中の異物を取り出すためには「お腹を切る手術(開腹手術)」が一般的でしたが、現代の獣医療では、よりペットの体に優しい選択肢が存在します。それが「内視鏡」による治療です。

今回は、ペットへの負担を最小限に抑える内視鏡の仕組みや、従来の治療法との違いについて、専門的な視点から詳しく解説します。

なぜ内視鏡が選ばれるのか?手術(開腹)との決定的な違い

動物病院で導入されている内視鏡は、人間でいう「胃カメラ」と同じ仕組みです。極細のチューブの先端に高性能カメラが搭載されており、口から挿入することで食道や胃、十二指腸の内部をリアルタイムで観察できます。最大の特徴は、メスを一切使わずに体内へアプローチできる点にあります。

1. 体へのダメージを最小限に抑える「低負担」

開腹手術の場合、皮膚や筋肉を大きく切開するため、術後の痛みや出血が避けられません。一方、内視鏡は自然な開口部(口)から挿入するため、体に傷が残りません。特に体力が少ない小型犬や高齢の猫にとって、この「切らない」という選択は、生命維持の観点からも非常に大きなメリットとなります。

2. 日帰りも可能?驚きの回復スピード

手術を行った場合、通常は傷口の管理や抗生剤の投与などのため、1週間程度の入院が必要になるケースが少なくありません。しかし、内視鏡による異物除去であれば、処置後の回復が極めて早く、多くの場合、当日または翌日には住み慣れた自宅へ帰ることができます。入院によるペットのストレスを最小限に抑えられるのも、内視鏡ならではの利点です。

誤飲だけじゃない。内視鏡による「早期発見・早期診断」のメリット

内視鏡の役割は、飲み込んだものを取り出すことだけではありません。「原因不明の嘔吐が続く」「慢性的な下痢がある」といった症状に対し、確定診断を下すための強力なツールとなります。

  • 精密な内部観察: 炎症やポリープ、腫瘍の有無を直接目で見て確認できます。
  • 低侵襲な生検: 疑わしい部位の組織をほんの少しだけ採取(生検)し、病理検査に回すことができます。これも開腹せずに行えるため、検査に対するハードルが大幅に下がります。

小平エリアで高度な内視鏡治療が受けられる理由

非常に有用な内視鏡ですが、実はすべての動物病院に備わっているわけではありません。機器自体が高額であることや、操作に高度な技術を要するため、導入している施設は限られているのが現状です。

2026年3月に開院する「アニホック動物医療センター 小平病院」では、地域医療の質を底上げすべく、最新の内視鏡システムを完備しました。誤飲などの緊急事態はもちろん、慢性的な胃腸疾患に悩む飼い主さんに対し、大学病院レベルの精密な検査・治療を身近な環境で提供することを目指しています。

まとめ:大切な家族のために「切らない選択肢」を知っておこう

愛犬・愛猫に「もしものこと」があったとき、治療の選択肢を知っているかどうかで、その後の回復や費用、そして何よりペットの幸福度が変わります。内視鏡は、動物たちの「痛み」を「安心」に変えることができる、現代獣医療に欠かせない医療機器です。

「何か変なものを食べたかもしれない」「お腹の調子がずっと悪い」と感じたら、まずは内視鏡設備のある病院へ相談することをお勧めします。傷をつけずに治してあげられる可能性が、そこにはあります。

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