2026年2月18日
【医療機器紹介】最新の「超音波(エコー)検査」が愛犬・愛猫の命を救う
痛みゼロで体の中を透視する。最新の「超音波(エコー)検査」が愛犬・愛猫の命を救う
「最近、散歩ですぐに疲れてしまう」「吐く回数が増えたけれど、元気はあるし様子を見ようかな…」飼い主様が日常で感じる小さな違和感。その裏側には、外からは決して見えない内臓のトラブルが潜んでいることがあります。
そんな「見えない病気」を見つけるために、現代の獣医療で最も活躍しているのが「超音波画像診断装置(エコー)」です。2025年3月に開院するアニホック動物医療センター新横浜病院では、最新鋭のエコー機器を導入し、痛みを与えずに体の中を詳細にチェックする体制を整えています。今回は、エコー検査で何がわかるのか、そして当院がこだわる「診断技術」について解説します。
「聴診」や「触診」だけでは見えない病気。エコー検査だからこそ分かる真実
レントゲン検査が「影絵」のように臓器の形や大きさを映し出すのに対し、エコー検査は音の反射を利用して、臓器の内部構造を断面図として映し出します。これにより、レントゲンでは白く写るだけの臓器の中身まで詳しく見ることができます。
まるで胎児を見るように。臓器の「動き」や「血流」をリアルタイムで観察
エコー検査の最大の強みは「動画」で見られることです。心臓がドクドクと動く様子、腸が動いて食べ物を運ぶ様子、血液が流れる方向や速度などをリアルタイムで観察できます。静止画だけでは分からない機能的な異常を発見するのに非常に優れています。
麻酔不要でストレスフリー。動物たちに最も優しい精密検査
CTやMRI検査は全身麻酔が必要な場合が多いですが、エコー検査は基本的に麻酔を必要としません。診察台の上で横になってもらい、専用のゼリーを塗ってプローブ(端子)を当てるだけ。痛みや被曝の心配が全くないため、子犬・子猫から高齢のペットまで、何度でも安心して受けていただけます。
嘔吐、咳、食欲不振…その症状、エコーなら原因が見えるかもしれません
エコー検査は、具体的にどのような症状の時に役立つのでしょうか。主に「お腹」と「胸(心臓)」の2つの領域で力を発揮します。
腹部エコー:飲み込んだ異物から「沈黙の臓器」の腫瘍までを捜索
「異物を飲み込んでしまったかも?」という時、エコーなら胃や腸の中に留まっている異物を確認できることがあります。また、肝臓、胆嚢、腎臓、膵臓といった腹部の臓器にできた腫瘍や結石、炎症の程度をミリ単位で検出します。血液検査で数値が悪かった場合に、その原因箇所を特定するためにも欠かせません。
心臓エコー:弁の動きや血液の逆流を可視化し、心不全リスクを評価
キャバリアやチワワなどの小型犬に多い「僧帽弁閉鎖不全症」や、猫ちゃんに多い「心筋症」。これらの心臓病は、初期段階では症状が出にくいのが特徴です。心臓エコー検査では、弁がしっかり閉じているか、筋肉が分厚くなっていないか、血液の逆流がないかを確認し、心不全のステージを正確に診断します。
「誰が撮るか」で結果が変わる?新横浜病院が誇る「診断技術」
実は、エコー検査には一つだけ弱点があります。それは「検査をする獣医師の技術によって、見えるものが変わってしまう」ということです。プローブを当てる角度や力加減、画像の読み解き方には高度な専門知識と経験が求められます。
機器の性能 × 獣医師の腕。画像診断認定医と循環器担当医の連携
アニホック動物医療センター新横浜病院には、画像診断のスペシャリストである「認定医」や、心臓病に精通した獣医師が在籍しています。「良い機械」があるだけでなく、それを使いこなす「確かな腕」があるからこそ、小さな病変も見逃しません。
セカンドオピニオンも安心。専門的な視点で病変を見逃さない
「他院で検査したが原因がわからなかった」「手術が必要と言われたが、他の選択肢はないか知りたい」といったセカンドオピニオンのご相談にも対応可能です。専門医の視点で画像を再評価し、ご家族にとって最善の治療方針をご提案します。
まとめ:定期的な「エコー検診」で、隠れた病気の芽を摘みましょう
動物たちは痛みを隠す習性があります。症状が出てからでは、病気が進行していることも少なくありません。痛みのないエコー検査なら、健康診断の一環として気軽に受けることができます。
「うちの子のお腹の中、大丈夫かな?」と気になったら、ぜひ一度ご相談ください。新横浜病院のプロフェッショナルチームが、最新の技術で大切なご家族の健康をお守りします。

